痛みは肯定的な現象です。
痛みは、体に悪いところがなければ起きませんが、体が流れを良くして悪いところを修復しようとしているときです。
いのちが不調和を解消しようとして起こしている肯定的な現象です。
不安や悲観にとらわれ過ぎず、体の声を正しく聴き取って、
流れを良くすることができる鍼灸治療で、悪いところを治す絶好のチャンスです。
半健康状態(未病)
ガンにしても、脳梗塞や心筋梗塞にしても、糖尿病にしても、ある日突然、病気になるということはありません。
健康→半健康状態→病気という経過をたどります。
ただし、多くの方々は、半健康状態を的確にとらえることができないために、急に病気になったと受け止めます。
健康と病気は連続的につながっていますので、顕著な症状や苦痛がなければ健康、ということにはなりません。
病気になる前には半健康状態の段階があるのです。
理想的な生活のし方ができている方は少ないため、多くの方々は、何らかの流れの歪みを抱えている半健康状態にあります。
半健康状態は、健康に近い半健康状態から病気に近い半健康状態までを含む、かなり幅広いグレーゾーンです。
鍼灸治療は、半健康状態、慢性疾患を得意とし、
健康に近い半健康状態であっても、早めに流れの滞り、病的傾斜をとらえて、そのバランスの調整を行えます。