よい姿勢は快適な心身の基盤

2020/06/07

よい姿勢とは、どういう姿勢でしょうか。たとえば、社交ダンスでよいとされる姿勢と、日本舞踊でよいとされる姿勢は異なります。観点や価値観によって異なります。治療家が考えるよい姿勢とは、健康にとってよい姿勢であり、それは、自然でムリのない姿勢です。鍼灸師である私が求めているよい姿勢とは、全身のエネルギー(気)の流れのよい姿勢です。形態的によく見える姿勢がよい姿勢ではありません。形態的によく見えても、余分な緊張やつまりが生じていれば、流れは悪くなります。

 

患者さんに、一時的な矯正によってよい姿勢に近づいてもらった後に、ふだんどおりの姿勢に戻ってもらうと、流れが一瞬にして悪化することを体験してもらえます。姿勢に歪みがあると流れが停滞し、働きが悪くなります。そして、体や心にさまざまな不調が起きてきます。病気の原因にもなります。

 

多くの方は、生まれながらにある程度の体の歪みをもっていますが、生まれてから歪みが増幅したり、偏った体の使い方によってさらに歪みが加わったりします。そのようにしていつのまにか姿勢の歪みは固定化し、不調の原因となります。より根本的な原因は、生活や仕事やスポーツなどでの体の使い方にあるのです。当院では、鍼施術・姿勢指導とふだんの生活のなかでの取り組みによって、流れのよい体を獲得していき、さまざまな体調不良を改善していきます。